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・おしゃべりな本棚


著:中村 卓
出版社:文芸社
タイトル:

誤読日記

著者:

斎藤美奈子

出版社:
朝日新聞社
書評:





 文藝評論家で、誰か一人でも人に好かれるタイプの有名人が居ただろうか?芸術家なら、私の好きな画家はモジリアニを始め、モンドリアン、佐伯祐三、思いつくだけでも、忽ち、十指に余る。音楽家なら、何と言ってもショパンだが、フランクも嫌いではない。思想家だってニーチェやシェストフなら、一時期、夜を徹して入れ込んだ覚えすらある。となると前言撤回、我国の女性評論家で、と言い直さねばなるまい。

 改めてそんな考えに襲われたのは、斎藤美奈子女史の、ああ読まなければよかった痛恨の一冊。何という哀しい才媛、不愉快極まりない女臭さ、彼女を文芸評論家と呼ばなければならない不幸を思った。言葉が荒い、冷酷無残、泡立つ石鹸のように、読了後、デリカシーは消えて跡形もない。洗い流したのはご自身の悪心の垢ではなかったか? 何処が「小林秀雄賞」なのかと思わず頚を傾げたくなる、およそ「名文」には程遠い罵詈雑言集である。ダンスのステップに翻案したら、ナルシズムなんてトンでも無い、女男の奇妙なお立ち台風景が浮かんできた。高ピーの独断場ではスケメリで出鱈目気分もエスカレートするばかり。そう言えば、似たような独楽鼠がテレビのワイドショーでエラそうな講釈をしていた。ポッと出の田舎の女の子が場の空気を読めなかったのは、鼻を抓んでいたからでしょうね。

 どこぞの文壇に必ず一人や二人は居る、別にどうってことはない一行一行が髭を生やした文体の持ち主。隠し砦の頭目・福田和也の無精髭なら、まだ何とか我慢出来るのだが。


 

 


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